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平成30年間に【冤罪事件】が15件?!〜松橋事件をきっかけに調べ、初めて触れた事実!!

平成の【冤罪事件】はこんなにあるの?!

201928日、熊本/松橋事件 宮田浩喜さん(85歳)の再審公判が開かれます。

検察側は殺人罪について有罪立証を断念しており、判決では「再審無罪」が確実となりました。

このような事件に関しては全く無知だったのですが、地元で起きた松橋事件がきっかけになったこと。

そして、坂口健太郎さん主演の「イノセンス~冤罪弁護士」などのドラマにおいて、冤罪(えんざい)というものが大きくクローズアップされていることに刺激され、平成の冤罪事件(えんざいじけん)が気になったので調べてみました。

簡単にまとめたものですが、ご興味のある方はどうぞお読みください。

 

関連記事:【松橋事件】とは?~熊本在住者にもわからない過去の事件を調べてみました!!

 

 

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2000 下高井戸放火事件

200032日、東京都杉並区下高井戸において火災保険金目当てに自宅である寿司店に放火したとされ、現住建造物放火罪と詐欺罪で男性Aさんが起訴されました。

2004223日、東京地裁・大島隆明裁判長は、起訴されていた現住建造物放火 、詐欺罪について無罪判決(求刑懲役13年)を言い渡しました。

判決では、検察側の鑑定は信用できず、自白には秘密の暴露もなく、信用性もないと結論付けたのです。

検察は、この判決に対して控訴を断念、無罪判決が確定することになりました。

Aさんは初めから犯人扱いの取り調べを受けたとされており「しゃべらないと女房を逮捕する」など脅され、嘘の自白を強いられたといいます。

裁判では、火元がどこか、Aさんの「自白」が信用できるかが最大の争点となりました。

 

2002 沖縄県南城市未公開株詐欺事件 

20103月、「近いうちに上場する」と未公開株購入(製造会社)を持ち掛けて、沖縄県内男性2人から計3600万円をだまし取ったとされる詐欺罪で投資会社社長Bさんが起訴されました。(また別の男性からも1200万円をだまし取ったとする詐欺罪は時効が確認されています。)

那覇地検は嫌疑不十分で不起訴処分とし、被害者の申し立てを受けた那覇検察審査会は20106月に起訴相当の議決するも、再び不起訴となりました。

そして、20107月に起訴議決をして強制起訴へと発展したのです。

2013618日、上場の見込みがないのに未公開株の購入を勧めたという主張に対して「当時は投資家の間で注目企業と評価されていた。Bさんが上場すると考える根拠があった」と、福岡高裁那覇支部・今泉秀和裁判長は、一審判決を支持して検察官役の指定弁護士の控訴を棄却しました。

この判決を不服として指定弁護士は上告、強制起訴事件で初の上告となりましたが、2014317日付の決定で最高裁第1小法廷・桜井龍子裁判長は指定弁護士側の上告を棄却しました。

強制起訴事件で2件目の無罪確定となっています。

察審査会や検察役の指定弁護士が、市民の目線や感覚を強調していたのが印象的な事件でした。

 

2004 引野口事件

2004329日、北九州市八幡西区引野口で火災が発生し男性の焼死体が発見されました。

司法解剖の結果、死因は焼死ではなく刺し傷によるものだとされ、男性の妹Cさんが殺人・放火事件で逮捕・起訴されました。

検察側は同じ監房にいた女性が「兄を殺した」という告白をしたと、秘密の暴露が含まれ信用できると主張したのです。

しかし、この女性は警察、検察が意図的に供述を引き出すため同房者として送り込んだ人物で、その捜査方法は違法であり、証言は無効であることを弁護士側が主張しました。

さらに、死因は最初に鑑定医が執刀時に診断したように、心臓の傷からの失血によるショック死であり、首の傷はナイフによる「切り傷」ではなく、熱せられた血液が水蒸気爆発を起こして血管の一部が破れたものに過ぎないとのことから、同房女性の信用性もないと主張しました。

200835日、福岡地裁小倉支部・田口直樹裁判長は「代用監獄を不当に利用した証言は認められない、証言の信用性自体も認められない」として、無罪判決を言い渡しました。

この判決に対して検察は控訴を断念、無罪判決が確定したのです。

Cさんの息子さんは「無罪が確定したとしても、元の生活に戻るのは無理かもしれない」とも感じているが「僕たちも伯父さんを殺された被害者。警察はもう一度捜査をしてほしい」と語られました。

 

2008 大阪府岬町5ヶ月男児虐待死事件

2008216日、大阪府泉南郡岬町で5か月児の男子が搬送された救急病院でお亡くなりになりました。(ご冥福をお祈りいたします。)

警察は事故と事件の両面で捜査を開始、男子の父親であるDさんが殺人容疑で逮捕、自宅1階の居間で寝ていた長男の頭部を右手で押さえつけて頭蓋骨を骨折させたことにより、「脳ヘルニア」にさせて死亡させたとして殺人罪で起訴しました。

父親は「仕事と家庭でたまっていたストレスの矛先を子どもに向けてしまった」と虐待を認めるも、殺意は否認。

検察は、200911月に死因を「脳ヘルニア」としていた死因を「脳損傷」に変更、さらには20101月、長男頭部を右手で押さえつけて頭蓋骨を骨折させたとしていた殺害方法を「何らかの方法により前頭部に強い衝撃を加え」と変更しています。

これに対して公判で父親Dさんは「長男を傷つけるようなことはしていない」と主張。

2012116日、大阪地裁・斎藤正人裁判長は、法医学者の鑑定結果などから「長男が意識障害を突然起こして死亡しているのは直前に人為的暴力が加えられたため」

二人きりになる前に男子に意識障害がなかったことや、Dさんがすぐに救急車を呼ばなかった不自然さから、Dさんが頭部を圧迫したことによって長男が死亡したと結論づけ、懲役15年の有罪判決を言い渡しました。

この判決を不服として、弁護側は控訴。

弁護側の依頼で鑑定した医師の意見書と証人尋問などから「以前から脳浮腫が存在していて、他の原因で意識障害を起こした可能性がある」

すぐに救急車を呼ばなかったことについては不自然としたが、事件当日の行動だけで長男を死亡させたとはいえないと、2014430日、大阪高裁・横田信之裁判長は一審判決を破棄して逆転無罪判決を言い渡しました。

大阪高検は、大阪高裁の判決に対して上告を断念し、控訴期限の2014514日に無罪判決が確定しました。

のちに、骨折した男子が2度にわたり診察した病院から「虐待の疑いがある」と通報を受けながら、大阪府岸和田子ども家庭センターが一時保護を実施していなかったことなどが明らかになりました。

 

2008年 保育サービス利用詐欺事件

200710月~11月の夫の勤務日数が月16日以上という入園基準を満たしていないにも関わらず、女性(母親Eさん)と夫(父親Fさん)が共謀して、長女を福岡県の町立保育園に勤務日数に虚偽を含んだ勤務証明書を提出し、2008年に娘を入園させて保育サービスを受けたとして、検察は夫婦を詐欺罪で在宅起訴しました。

20114月、福岡地裁は、母親Eさんに対して懲役16月、執行猶予3年(求刑・懲役2年)の有罪判決を言い渡し、Eさんは控訴せずに有罪判決が確定していました。

しかし、父親Fさんの公判中の201111月、Fさんの名前を含む作業員の勤務を示す書類がを検察側が開示。

複数の勤務先での勤務日数が16日以上だったことが示されたとして、201112月、福岡地裁は、詐欺罪で起訴されていたFさんに対して無罪判決(求刑懲役1年)を言い渡したのです。

20123月、母親Eさんは福岡地裁に再審請求をされ、福岡地裁・高原正良裁判長は、書類の内容は機械的に記されていて信用ができ、公判で有罪の根拠となった雇い主の証言は正確に勤務日数を把握していたとは考えづらい、犯罪の証明がないとしてEさんに対して再審無罪判決を言い渡しました。

 

2009 糸島市・福岡市連続放火事件

20091128日、福岡県糸島市の男性Gさん宅の勝手口や駐輪場に灯油をまかれて放火され、約3平方メートルが焼損、翌20101月には福岡市東区の駐車場に止めてあった男性Gさんの妻の車が一部燃える騒ぎが発生しました。

警察は放火事件として捜査を開始、Gさんと不倫関係にあった女性Kさんを逮捕。

Kさんは容疑を否認しましたが、Gさん宅の放火の現住建造物等放火と、車への放火の現住建造物等以外放火の容疑で起訴されました。

さらに、Kさんは別件でGさん宅付近に中傷ビラを張り付けたりしたなどとして、名誉棄損行為でも訴えられたのです。

2011318日、Kさん宅のパソコンに中傷ビラのデータが保存されていたことなどから、名誉棄損行為を認定、福岡地裁・田口直樹裁判長は部分的に有罪として、懲役4年(求刑懲役7年)を言い渡しました。

しかし、車の放火については「被告が犯行現場にいたことなどの証拠はない」として、無罪とされたのです。

検察側は、無罪部分に対しては控訴せず無罪が確定したが、弁護側は、有罪部分に関して控訴しました。

2011112日、福岡高裁・陶山博生裁判長は、Kさんが男性Gさん宅付近に行った可能性があるとしながらも放火のために行ったとは立証できていない、Kさんにしか犯行機会がなかったとはいえず、状況証拠からKさんが犯人であることは立証できないと1審の有罪判決を破棄して無罪判決を言い渡しました。

判決を不服として、検察側は最高裁に上告したが、201395日、最高裁第3小法廷・岡部喜代子裁判長は、検察側の上告を棄却、無罪判決が確定しました。

裁判員裁判による有罪判決を控訴審で破棄して全面無罪とする判決は、糸島市・福岡市連続放火事件が2例目となりました。

 

2009 鹿児島老夫婦殺害事件

2009619日、鹿児島市下福元町に住んでいた老夫婦が殺害されました。(ご冥福をお祈りいたします。)

鹿児島南警察署は、外部からの侵入の形跡があったことから、殺人事件として捜査を開始。

司法解剖の結果から、何回にもわたってスコップで殴打したことによる、脳障害が原因と断定し、室内整理ダンス等からHさんの指紋が検出されたことから、Hさんを逮捕。

Hさんは犯行を一貫して否認したものの、検察は720日にHさんを住宅侵入罪及び強盗殺人罪で起訴しました。

Hさんは、現場に立ち入ったことはなく、被告と一致したとする指紋については、汚染や粘着シートから転写した可能性があると主張しましたが、破れた窓ガラスの網戸や整理ダンス、ガラス片から指紋が発見されたこと、金銭面で生活苦に陥っていたため、強盗目的で犯行に及んだと検察側は主張しました。

この事件は状況証拠のみで、裁判員裁判も長い審理期間を要しました。

20101210日、鹿児島地裁・平島正道裁判長は、現場から発見された指紋やDNAの採取時の写真がないなどの立証の甘さがあるものの、窓ガラスや整理ダンスから見つかった指紋が被告の者と一致したという結果については信用ができるとして、弁護側の転写や汚染の可能性の指摘を否定。

しかし、それだけではHさんが過去に被害者宅に行ったことがあるという推測しかできず、殺害にかかわったとは言えないとした。

整理ダンスの他の引きだされた跡のある場所や凶器になったスコップからは指紋が見つかっていないことから、第三者がこの状況を作り出した可能性を指摘。

また、スコップで何十回にもわたって殴打されているうえに分かりやすい場所にある貴重品が手つかずだったことから強盗ではなく怨恨を目的としていた可能性があること、当時70歳と高齢だった被告がスコップで何十回にもわたって殴打することができるのか疑問があると、無罪判決(求刑死刑)を言い渡しました。

検察側はこの判決を不服として控訴ましたが、福岡高裁宮崎支部で審理中に、Hさんがお亡くなりになりました。(ご冥福をお祈りいたします。)

結果、刑事訴訟法により、2012327日に公訴棄却されました。

鹿児島老夫婦殺害事件は、裁判員裁判として初となる死刑求刑事件に対する無罪判決となりました。

 

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2010年 八王子女性暴行事件

20101114日、東京都八王子市三崎町の路上で男性Iさんが、女性Jさんの胸ぐらを掴んで引きずり倒し、ひざで押さえつけるなどの暴行を加えたとして暴行罪で略式起訴されました。(罰金20万円)

略式起訴(りゃくしききそ)とは、通常の起訴手続きを簡略化した、略式手続きで処分を終わらせ起訴方法で、100万円以下の罰金・科料に相当する事件である場合に利用されます。

通常の起訴では、被疑者が拘束されたまま行なわれますが、略式起訴されると、被疑者の身柄は釈放されます。

有罪判決後に、現場に居合わせていた第三者の男性から「女性がいきなり男性の腹あたりを蹴っている姿を見た、暴力を振るっていたのは男性ではなく女性だった」という新証言を得て、Iさんは再審請求。

20131220日、東京地方裁判所立川支部・菊池則明裁判長は、被害者の証言は変遷していて信用できないと指摘、さらに新証拠として提出された第三者の男性の証言について、Iさんと利害関係がなく、信用性があると再審無罪判決を言い渡しました。

 

2011 岩木病院車椅子放火事件

20111225日、大阪市東成区中道の岩木病院3階の病室で入院していたKさんが乗っていた車椅子が燃える事態が発生、Kさんはやけどを負う重傷となり、そのことがもとで2日後にお亡くなりになりました。(ご冥福をお祈りいたします。)

警察は放火事件の可能性を視野に捜査を開始。

201261日、大阪府警捜査1課は、車椅子に放火してKさんを死亡させたとして、傷害致死の疑いで詐欺罪で公判中だったLさんを逮捕、Lさんは20124月に生活保護費を不正受給したとして詐欺罪の容疑で逮捕されて公判中で、再逮捕の流れとなっていました。

大阪地検は、傷害致死の疑いで20127月にLさんを起訴しました。

火災報知機を聞いて現場に向かった看護師が「病室の奥にLさんがいたのを見た」と証言したのだが、救助に向かった警備員や患者は「Lさんを見ていない」と証言しています。

2013108日、大阪地裁は救助に向かった警備員や患者もLさんを見ておらず、Lさんが犯行現場にいたという看護師の証言について「勘違いの可能性がある」として信用性を否定、犯行現場にいた証拠はないと無罪判決(求刑懲役10年)を言い渡しました。

検察側は、この判決に対して控訴を断念、無罪判決が確定しました。

 

2011年 宮崎暴力団ゴルフ場利用詐欺事件

20119月に組員であることを隠してプレーしたとして、2011118日に4人が逮捕されました。

そのうち山口組系暴力団組員Mさん、畜産会社役員Nさんを詐欺罪で起訴。(一緒に逮捕されていた元精肉会社役員ら2人は、処分保留で釈放されている。)

2012521日、宮崎地裁・滝岡俊文裁判官は「だますつもりはなかった」という二人の主張を退けて、ゴルフ場が組員の利用を禁じていることを知っていたと認定し、暴力団組員に懲役16月、執行猶予3年(求刑懲役16月)、

共犯者とされた元畜産会社役員の男に懲役1年、執行猶予3年(求刑懲役1年)の有罪判決を言い渡しました。

Mさんは控訴しましたが、福岡高裁も有罪判決を支持したのです。

2014328日、最高裁第2小法廷・千葉勝美裁判長は、2011年に宮崎県内のゴルフ場を利用したときに、暴力団関係者でないという誓約書や受付表に確認欄がないことを指摘、本名や連絡先も偽りなく記入して利用料金も払っていたことなどから、暴力団関係者と申告せずに利用しただけでは、詐欺罪は成立しないとMさんと暴力団山口組系組長Nさんに無罪判決を言い渡しました。

 

2012 鹿児島市17歳女性強姦事件

2012107日、鹿児島県鹿児島市中心部の繁華街で見かけた当時17歳の女性を近くの駐車場付近に連れ込んで乱暴したとして、20121115日に鹿児島県警が男を逮捕、201212月に起訴されました。

男性は捜査段階から「酒に酔っていて記憶がない」と容疑を否認。

鹿児島県警の捜査段階の鑑定では、女性の胸に付着していた唾液と思われる液体は男性Oさんと一致するDNA型が検出され、女性の体内に残された体液から抽出されたDNAは微量だったためにDNA型の鑑定はできなかったとされていました。

201412月に鹿児島地裁は、女性の胸に付着していた唾液のようなものと男性OさんのDNA型が検出されたことで女性の供述は信用できる、判決では鑑定ができなかった女性の体内に残されていた精液は男性Oさんのものだと判断していると懲役4年(求刑・懲役7年)の有罪判決を言い渡しました。

控訴審では、弁護側の求めに応じて福岡高裁は日本大学の押田茂實名誉教授によるDNAの再鑑定を実施しました。

結果、女性が当日はいていたショートパンツから検出された第三者の型とも一致したのです。

また、弁護側は女性の証言通りにアスファルトの上で服を脱がせて暴行したとすると女性が全くけがをしていないのはおかしいと主張。

Oさんは酩酊状態で「自転車に乗りながら女性の腕をつかんで強引に約200メートルも離れた現場まで連れて行くのは不可能として、女性の証言の信用性はないと主張しました。

2016112日、福岡高裁宮崎支部・岡田信裁判長は、懲役4年の一審判決を破棄して逆転無罪判決を言い渡しました。

20153月に福岡高裁宮崎支部が実施したDNA型鑑定の結果を受け、Oさんは釈放、上告期限の26日に上告しなかったことで無罪判決が確定しました。

Oさんの逮捕当時の年齢は20歳。Oさんの父親によると「息子の人生は20歳で止まったまま」だといいます。(「週刊現代」201626日号より)

 

2012 大阪府泉大津市コンビニエンスストア1万円窃盗事件

20126月に大阪府泉大津市のコンビニエンスストアで、店員がレジを開けたすきに現金1万円が盗まれ、男性Pさんが逮捕されました。

犯人と思われる男が逃走時に自動ドアの出入り口を手で開ける様子が防犯カメラに映っていたこと、コンビニのドアに残されていた指紋が男性と一致したとして20128月にPさんは起訴されました。

弁護側は、事件5日前に男性Pさんがドアの同じ部分を触る様子を写した防犯カメラの映像を検察に開示させ、

Pさんが事件発生時に友人と自宅にいたとするアリバイも主張しました。

これに対して検察側は店員の清掃で5日前の指紋は消えたと主張したが、201478日、大阪地裁岸和田支部・渡辺央子裁判官は店員の清掃で指紋が消えたとする検察側の主張を退けて5日前についた指紋である可能性がある、またアリバイの主張に対しても不自然な点はないと無罪判決(求刑・懲役26月)を言い渡しました。

大阪地検岸和田支部は722日、控訴を断念したと発表、無罪判決が確定しました。

後に、男性Pさんは大阪府と国に損害賠償を求める訴訟を大阪地裁に起こしています。

 

2012 東京都葛飾区立小学校児童強制わいせつ事件

201212月、小学1年の教室で休み時間に女児児童2人を膝に載せて体を触った強制わいせつの疑いで、2013131日にQさんが逮捕されました。

Qさんは「おなかの周辺に手が当たっただけ」と容疑を否認、その後、捜査段階で一度は容疑を認めたものの、公判では再び否認しています。

直接的な証拠はなく、現場にいた女児児童の同級生3人は「触っているところは見たことがない」と述べています。

201312月、東京地裁は女児2人が母親との会話の中で触られた状況ができあがった可能性があり、具体的な記憶に基づいていない疑いが残るとして無罪を言い渡しました。

201499日、東京高裁・村瀬均裁判長は、「母親との会話の中で触られたという供述をした可能性があり、女子児童の供述は信用できない」また、自白調書についても「事件当時の教室の状況が欠落している」として信用性を否定し、検察側の控訴を棄却しました。

Qさんは、取調官に何度「やっていない」と言っても、密室の中で追及されて心が折れてしまったが、家族や支援者に支えられてきたので無罪が認められてよかったと語られていました。

 

2012 広島市東区介護施設放火殺人事件

2012125日、広島市東区戸坂大上4にある終末医療施設2階の個室で寝ていた女性(当時85歳)のベッドの掛け布団付近から出火、女性は全身にやけどを負って翌日お亡くなりになりました。(ご冥福をお祈りいたします。)

2013118日、広島県警広島東署は、介護施設で働いていた女性Rさんを殺人と現住建造物等放火未遂容疑で逮捕しました。

Rさんは、取り調べに対して「間違いないが、殺すつもりはなかった」と殺意を否認、曖昧な供述も多かったとされています。

2014716日、広島地裁・伊藤寿裁判長は「秘密の暴露はなく、犯行動機などで供述が変遷しており、自白について信用性に疑問がある」と放火と殺人罪を無罪、また施設内で同僚の現金を抜き取った窃盗罪のみを懲役16月執行猶予3年(求刑懲役20年)の判決を言い渡しました。

2014730日、広島地検は控訴を断念すると発表殺人と建造物等以外放火の罪に関して無罪判決が確定することとなりました。

 

2013 大阪市東淀川区下新庄仕出し弁当店菊屋強盗殺人未遂事件

2013327日、大阪市東淀川区下新庄4の仕出し弁当店「菊屋」で、女性従業員が刺され現金16万円が奪われた事件で、元従業員のSさんが窃盗、建造物侵入未遂容疑で逮捕、起訴されました。

Sさんは、一貫して容疑を否認しており、犯人とみられる防犯カメラ映像の人物が男性と一致するかどうかが争点となりました。

2015529日、大阪地裁・小倉哲浩裁判長は、犯行当時に防犯カメラに写っていた人物や自転車について「男性Sや自転車の外見上の特徴は矛盾しないが、夜に撮影されている画像は不鮮明」

Sさんが犯人でなければ説明がつかないとはいえないと結論付け無罪判決(求刑・懲役30年)を言い渡しました。

大阪地検は控訴を断念して無罪判決が確定しました。

 

参考・引用元:ウィキペディア

名前に関してはアルファベットを順に表記したもので、実名とは関係のないことご確認申し上げます。

また、事実と異なる点がございましたらご指摘いただけると幸いです。

 

「日本は冤罪の多い国」と耳にしたことがありますが・・。

驚くことに、この30年にわかっただけで15件もの冤罪事件がありました。

これは、自分が調べてわかった件数で、他にも冤罪が起きている可能性は十分にあると考えられます。

想像以上に多かった冤罪事件数に、正直・・・驚きました。

勉強不足であるため、正確なコメントはできないにしても、事件に関わった方々、被害者はもちろん、そのご家族、友人、弁護士、警察、検事、裁判官、多くの方の心の内を考えると言葉がありません。

人間は失敗をおかすもの・・ですが、あってはならないことだと考えます。

今後、このように辛く、悲しい事件が起きない日本であってほしいと切に願います。

 

 

坂口健太郎さん主演の「イノセンス~冤罪弁護士」

現在、日本テレビ系 毎週土曜 夜10時から放送中です。

知らない世界を勉強してみたいという方にもおすすめできるドラマですので、ご紹介しておきます。

キャスト(出演):坂口健太郎 / 川口春奈 / 藤木直人 / 杉本哲太 / 草刈正雄 他。

身近に潜む冤罪の恐怖

犠牲となった弱き人々を救う弁護士たち!

実は普通に暮らしている一般の人々が冤罪の犠牲になっていることが少なくありません。

このドラマは、一人の若き弁護士が、科学者、ジャーナリスト達の協力を得て、意外な実証実験で、冤罪事件を解き明かして行く、大人も楽しめる

ヒューマン・リーガル・エンターテイメントです!

 

3分でわかる!【富田林(とんだばやし)】で起きた逃走罪の顛末

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平成30年間に【冤罪事件】が15件?!〜松橋事件をきっかけに調べ、初めて触れた事実!!を最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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