スポンサーリンク


熊本【マリア幼愛園】園児への不適切行為、原因は?〜保育士不足問題を見直す時

熊本【マリア幼愛園】園児への不適切行為、原因は?

熊本市中央区にある認可保育所「マリア幼愛園」

一部の保育士による園児への暴言、皿投げつけ、閉め出しが行われていたことが、保護者の録音により発覚しました。

熊本でも、ついにそのような事件が発覚したのか・・・、胸が締め付けられる思いです。

一人の人間として、親の立場として、やるせない気持ちになりました。

 

園児への不適切な行為

報道によりますと

4年前から複数の園児に対して、暴言や長時間の叱責(しっせき)などが繰り返されていたことがわかりました。

担当していた保育士は30~40代の女性保育士3名。

忘れ物をした。

歌を覚えられなかったりした。

ごく一般的な3歳以上の園児の行動に対し、空き部屋に連れて行って長時間しかることを繰り返してきたようです。

しかし、昨年7月には保護者からの声(苦情)を受け、園を運営する社会福祉法人「聖マリア会」や園長らから、4~5回にわたり事情を聴き、保育士による園児への行きすぎた叱責を確認、口頭で指導されていたと言います。

それなのに、このような悲しい出来事が繰り返されてしまいました。

 

2018年末、子供の異変を感じた保護者が園児服に録音機を忍ばせたそうです。

そして、驚くべき事実が発覚したのです。

泣きじゃくる幼児に「うるさい」「早く寝なさい」など激しい口調で、少なくとも20分以上責め続ける女性の声が録音されていました。

他「ドン」という大きな音が複数回録音されていました。これは園児を押している音だったとのこと。

2月には、録音された音声をもとに保護者会が開かれたと言います。

スポンサーリンク


園児への不適切な行為として

特定の園児に給食の皿を投げて渡す

いすから引きずり下ろす

イライラして子どもにあたる

「何回も聞かんで!」「さわらんで!」と強く言う

怒られた子を外に連れ出す。

謝ろうとしても寄せ付けず、閉め出す

など、園児への不適切な行為が30項目以上、確認されたと言います。

 

マリア幼愛園とは?

完成な住宅街にあるマリア幼愛園は、定員90名の保育園。

敷地内には「マリア幼稚園」もあり、幼愛園、幼稚園を合わせて「マリア学園」としているようです。

縦割り混合クラスと、子どもにより良い環境を与え、自立を援助するモンテッソーリ教育を行う数少ない「園」として、保護者からの人気もある幼稚園、幼愛園でした。

モンテッソーリ教育

20世紀初めに「マリア・モンテッソーリ」によって考案された教育法のこと。

モンテッソーリは女性医師、科学者でもありました。

モンテッソーリが働く病院で、知的障害児へ感覚教育法を施し、知的水準を上げるという効果をあげました。

それ以降、独特な教育法を完成させたのです。

あの将棋で有名な、藤井聡太七段もモンテッソーリ教育を受けているそうです。

そんな素晴らしい教育法を実践されていたにも関わらず、なぜこのようなことに?

 

保護者から見た先生

幼稚園口コミレビューなどを見ても、保護者から見た「先生」はとても良い感じなのです。

挨拶も明るくとても雰囲気が良い

教育にとても熱心

先生方のまとまりがわかる

細かいことまで報告してくれる

細かいことまで指導してくれる

 

ただ一つ、気になるご意見がありました。

ベテラン先生が強いようで、保護者に対して事務的に感じることが多々あります。

一気に先生が辞められたりしたこともある様です。

延長保育をすることもあまり好んでいられないような感じがします。

送迎時も、先生方のおしゃべりが多く、保護者とのコミュニケーション(子供の様子を伝えたり)をしようとは感じません。

いい先生もいらっしゃいますし、園長先生は対応が良いです。

ただ、主任先生の方が強そうです

スポンサーリンク


職員への対応は適切だったのか?

不適切な行為に「イライラして子どもにあたる」とありました。

「この原因がどういうことにあるのか?」「職員に不満がなかったか?」「職員への対応は適切だったのか?」ということも今後の大きな問題になると感じます。

園の方針、職員への対応が保育士の精神状態を不安定なものにさせているならば、女性保育士を解雇したところで、根本は変わらないからです。(また、次の事件へと発展する可能性もあります。)

当然、現場で子供に接する保育士の精神状態、疲労状態が良好でなければ、反映されるわけで・・。

伸びやかな指導をするにあたり、職員がのびのびと子供に接することができる環境作りも必要だと考えます。

これからの調査で、そのあたりも明確になってくるのでしょうが、とりあえずの対処ではなく、この先「マリア幼愛園」「マリア学園」全体がより良い環境となるように改善していただきたいですよね。

 

保育士不足は解消された?

数年前から、保育士不足が問題視されていました。

保育士不足から、子供を受け入れることができない保育園も多かったようですが、その原因は解消されたのでしょうか?

保育士が足りない・・、結果、現職が余裕のない保育活動を行う現実もありうるのではないでしょうか?

2017年に行われた「保育士の退職理由」トップ5を見ると。

職場の人間関係の悩み

アンケート一例
保育士1年目で、4月から2歳児クラスの担任として働いています。

勤務10年目の先輩と2人で担任しているのですが、その先輩と合わなくて、毎日ストレスがたまっていく一方です。

理由は、先輩の気分にムラがあり、それを私だけにぶつけるところです。

言ったこととしていることが違っていることも多々あります。

「子どもを注意するとき、こういう言葉のかけ方は良くないよ」と先輩からアドバイスされたことがあり気をつけていたのですが、その後、先輩本人がその言い方で子どもに注意しているのを何度も聞きました。

経験が少なくて意見を言いにくい立場の新人保育士にとって、先輩との人間関係の悩みは深刻です。

 

給与が低い

アンケート一例
保育士1年目です。

今の自分の収入は、手取りで約14万円です。

毎月残業が約5時間あり、月1回は土曜出勤があるのに、休日手当を含めても、たった14万円。

ボーナスは夏と冬にそれぞれ1か月分で、手取り年収はやっと200万円に届くくらいでした。

保育士の仕事内容の大変さや責任の重さを思うと、納得できない気持ちです。

今は、東京都内で親と同居していますが、自立することを考えると、かなり厳しいのが現実です。

 

勤務時間が長い

アンケート一例
都内で保育士をしています。

勤務時間は7時~21時の中で8時間のシフト制です。

昼間はもちろん保育で動き回っているし、夕方から夜の時間にかけては保育士の人数が少ないので、子どもを見ながら保護者や電話対応をして終わります。

なので、事務仕事は子どもたちが全員帰った夜に残業して片づけるか、家に持ち帰ります。

私の勤務する園は、手書きの書きものや作りものが多いので、一つひとつとても時間がかかります。

残業代は基本的に出ません。

これでは保育士を一生の仕事にしようと思う人はどんどん減り、保育士の質が下がる一方だと思います。

 

持ち帰り仕事が多すぎる

アンケート一例
認可外保育園の3歳児の担任をしています。

持ち帰り仕事はあって当たり前、プライベートの時間も仕事に追われる世界です。

クラスを見る職員が臨時と派遣、パートという場合も多く、正社員保育士の負担は大きいです。

毎月の指導計画、おたより、保育反省など膨大な書類作成があります。

問題は、認可外だと無資格者も勤務していることです。

本来なら分担するはずの書類作成を一人で担当し、それに加えて行事の担当なども割り振られて、月の半分は、仕事を家に持ち帰っています。

私は子育て中なので、自分の子を迎えに行き帰宅した後は、家事に追われてあっという間に時間が過ぎてしまい、書類に取り掛かれるのは子どもが寝静まった夜中になってからです。

園の子どもたちのことはみんな大切ですが、仕事の為に自分と関わる時間の少ない生活に疑問を感じ始めています。

 

子どもと上手に接することができない

アンケート一例
東京で保育士をしていました。

子どもが好きだったので保育士になりましたが、いざ学校を卒業して現場で働くようになると、考えていたよりもずっと大変でした。

子ども特有の、突然走ったり、何度も同じことを繰り返すような遊び方についていけず、まず、体力的に辛くなりました。

体が辛いと、心にも余裕が持てなくなって、ついつい子どもにきつい対応をしてしまいます。

そして、そんな自分が嫌になって自信がなくなるといった負のスパイラルに入り込んでしまい、一人で悩み続けました。

1年と少しの短い経験でしたが、「子どもが好き」という気持ちだけでは、現場でやっていくのは難しいということを痛感しました。

 

 

アンケート結果からもわかるように、保育士の仕事は激務です。

シフト制とはいえ、朝早くから夜遅くまで働きます。

保育士の精神面でのサポートが必要であることは、容易に考えられます。

マリア幼愛園の気になる口コミにもありますが「一気に先生が辞めたこともあった」ということを考えると、保育士へのサポートが十分でなかったことも考えられ、それが子供への不適切な行動へ繋がる理由の一つになったことは否めません。

都会だけではなく、熊本の保育業界でも、保育士一人一人の精神的な問題、金銭面の問題までをしっかりと見直すべき時なのかも知れません。

保育園、幼稚園に通う園児、保育を担当する保育士、携わる全ての人が過ごしやすい園作りができることを、心から願います。

 

参考記事

・園児に暴言・皿投げつけ・閉め出し 保護者が録音し発覚

・保育士の実態調査!保育士は、なぜ退職するのか?

・みんなの幼稚園情報

 

熊本【マリア幼愛園】園児への不適切行為、原因は?~保育士不足問題を見直す時を最後までお読みいただき、ありがとうございました。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください