2019年12月1日(日)、第73回福岡国際マラソン選手権大会が開催されます。
東京オリンピック、残り1枠をかけた熾烈な争いが繰り広げられそうです。
国内招待選手には、ランニングフォームに定評のある佐藤悠基(さとう ゆうき)選手がいらっしゃいますが、彼もオリンピック枠を狙う選手の一人です。
佐藤選手とはどのような選手なのでしょうか?
競技開始前に確認してみたいと思います。٩( ‘ω’ )و
佐藤悠基(さとう ゆうき)選手
生年月日:1986年11月26日
出身地:静岡県駿東郡清水町
身長/体重:179cm/06kg
所属:日清食品グループ
#石川雄洋 選手と日清食品グループ陸上競技部の #佐藤悠基 選手の対談取材が行われました。
2人は幼稚園から中学校までが同じ幼馴染。
小さいころから切磋琢磨し、プロの世界で活躍する2人がお互いにエールを送ります。
この様子は3月22日発売予定のNumber Doで掲載されます。#baystars pic.twitter.com/I6fYhV2NDi— 横浜DeNAベイスターズ (@ydb_yokohama) March 5, 2019
(中学校まで同じ学校に通った石川雄洋選手)
佐藤選手は小学校6年生の時に陸上を始められました。
それまでは「水泳」を頑張っていたようですね。
ジュニアオリンピックにも参加しており、その頑張りが陸上競技に必要なチカラを育てていたのでしょう。
清水南中学校時代、第56回国民体育大会男子少年B3000mで「8分24秒24」という日本中学新記録を樹立されています。
本格的に陸上競技を始めて、この記録樹立ですからものすごい能力を秘めてのだと考えられます。
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佐久長聖高校時代
高校に入学すると、インターハイや高校駅伝で次々と記録を残していきます。
2002年
・第55回全国高等学校総合体育大会 / 1.500m 10位(3分52秒31)
・第57回国民体育大会 / 5.000m 2位(日本人1位)
2003年
・第56回全国高等学校総合体育大会 / 1.500m 8位(3分50秒18)
・第58回国民体育大会 / 5.000m 2位(14分02秒82・日本人1位)
2004年
・日本ジュニア陸上競技選手権大会 / 5000m 優勝(14分14秒63)
・第57回全国高等学校総合体育大会 / 5000m 優勝(13分45秒23・日本人1位)
・第57回全国高等学校総合体育大会 / 1.500m 5位(3分49秒86)
東海大学時代
高校を卒業すると、東海大学へ進学されました。
もちろん、陸上漬けの日々を過ごされたようです。
2005年
・第74回日本学生陸上競技対校選手権大会 / 10.000m 優勝(28分48秒74)
・第23回ユニバーシアード / 10.000m 4位(28分43秒46)
・第10回全国都道府県対抗男子駅伝 / 1区区間賞(19分51秒)
・第17回出雲駅伝 / 2区区間賞(16分43秒)
2006年の第82回箱根駅伝では、8人抜きの走りで3区区間賞はもちろん、大幅な記録更新、
ヨーロッパ遠征中には、イタリアでロベレート国際5000mに出場し、日本歴代6位・学生3位(当時)となる13分23秒57を記録されました。
大学入学後も経験を積みながら、確実に記録を更新していたのですが、2008年になると体調不良や右ふくらはぎ、股関節など重なる故障の影響で苦しんだこともあります。
正直、ここまで何事もなく走ってこられたことに驚きを感じます。
しかし、体調不良や怪我に屈する佐藤選手ではありません。
第85回箱根駅伝には3区で出場し、13人抜きは最もごぼう抜きの起きやすい2区以外での最多記録となったのです。
実業団入社後
東海大学を卒業し、2009年、日清食品グループに入社されました。
実業団では、さらに本気の経験を積んでいきます。
第15回全国都道府県対抗男子駅伝では、後方でタスキを受ける厳しい展開の中10人抜きの走りを見せ区間賞を獲得、さらに優秀選手に選出されましたね。
2012年には、ロンドンオリンピック日本代表として参加、10000m(28分44秒16)22位という結果に終わりました。
ロンドンオリンピックについて、佐藤選手は以下のように語っています。
僕はロンドン五輪に出ていますけど、行っただけでまったく世界と戦えず、相手にならなかった。
五輪に出ても勝負できないと意味がない。
マラソンも東京五輪に出ただけでは自分の中では何の価値もないんです。
世界と勝負して結果的にメダルに届かなくても惜しいところまで行ったぐらいのところまでいかないと。
佐藤選手の人生においての貴重な体験より、本人が学ばれたことです。
この学びが現在の佐藤選手を繋いでいるのです。
2020年東京オリンピックへ向け、ファイナルチャレンジの1戦を兼ねるとされる福岡国際マラソンで、佐藤選手はどんな走りを見せてくれるのでしょうか?
数多い経験を活かし、2度目のオリンピックにチャレンジしていただきたいですね。٩( ‘ω’ )و
ランニングフォーム
来月3日(日) #福岡国際マラソン に出場する #佐藤悠基 選手に取材させていただきました。
「#MGC 出場権はしっかりとりにいく。自分の力を42kmですべて出す!」
と語って頂きました。ちなみに明日は佐藤選手31歳の誕生日!おめでとうございます!#陸上 #東京五輪 #マラソン #テレ朝 #KBC pic.twitter.com/elnoPCmB4m
— テレ朝陸上 (@exrikujo1) November 25, 2017
これまでにトラック競技、マラソン、駅伝など数多い経験をされている佐藤選手ですが、定評のあるランニングフォームを見出されています。
力む感じは全くない、脱力できた上半身とは反対に足を蹴り上げるように進む走り・・・。
佐藤選手のフォームに憧れるランナーは少なくないはずです。
トレーニング方法としては、脚周りを重視したトレーニングを行っているとのこと。
もちろん腕の振り方も重要なので、可動域を広げるために上半身のトレーニングもされていらっしゃるようです。
5,000mや10,000mなどのトラック競技では練習の質が必要とされるのに対し、マラソンでは練習量が重要になってきます。
練習準備期間もマラソンでは少なくとも2~3ヶ月必要になりますね。
まずはしっかりと走り込むことで脚作りをして、その後スピードとスタミナをつけるトレーニングへと移っていきます。
途中の練習過程でハーフマラソンなどに出る人もいますね。
ただ自分は質と量を両立させたマラソンをしたいと思っています。
佐藤悠基選手談
佐藤選手のフォームに定評があるのは、数多い経験と実績からコーチ、トレーナー、と共にトレーニング法を組み立てるという佐藤選手の緻密なトレーニングがあるからではないでしょうか?
福岡国際マラソンで、佐藤選手の美しいフォームが観れることを楽しみに待ちたいと思います。
こちらもご参照ください。
>> 福岡国際マラソン2019~コースや交通規制時間はどうなってる?
>> 福岡国際マラソン2019~テレビ中継や見逃し配信はある?
>> 藤本拓選手 【福岡国際マラソン2019】ガラスのエースが五輪を狙う!!
国際福岡マラソン2019は12月3日(日)午後12時05分スタートです。٩( ‘ω’ )و
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佐藤悠基選手【福岡国際マラソン2019】フォームに定評あるのはなぜ?を最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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